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池上 智子 さん

小学校の頃の夢はバレリーナでした。幼稚園の時に始めた
バレエに夢中で、学校でもどこでも、聞かれる度にそう答えて
いました。
 その私の胸の内に、いつのころからか「スチュワーデス」
という言葉が芽吹き始め、それは年々大きく育って行きました。
父が商社マンだったということもあり、子供の頃から
飛行機には度々乗る機会があり、いつの間にか、
飛行機大好き少女になっていました。
 そして、それが何かと優しくお世話をしてくださる
きれいなスチュワーデスのお姉さんへの憧れに変わり、
いつかきっと私もあの制服を着るんだと、かたく
自分の心に誓っていました。飛行機で世界を飛び回るには、
英語が絶対に必要だと思い、学校はペンシルバニア州の
コミュニティ・カレッジでトラベルを専攻しました。
 卒業後は1年間のプラクティカル・トレーニングビザで、
ニューヨークで仕事をしてみたいと、去年の秋ころから
自分なりにインターネットなどで、日本人留学生の
仕事の斡旋をしてくださる会社にコンタクトをとり、
いろいろ情報を集めていました。
 日本はバブル崩壊以降の不景気で、航空会社も
客室乗務員の募集はほとんどなくなり、私の夢も夢で
終わってしまうのかとあきらめかけたころ、父の商社時代の
知り合いでニューヨーク在住の方からMAXの谷川智子さんを
ご紹介いただきました。谷川さんはお忙しい中を、電話や
E-メ-ルで何かと情報やアドバイスをくださり、私も
心から信頼して、全てお任せしていました。
今春、卒業のころに、谷川さんから面接の通知が来ました。
職種は航空会社のJFK空港グランドスタッフでした。
面接など受けたことのない私は本当に緊張して出かけました。
その私に谷川さんが何かと心を砕いてくださり、
どんなに心丈夫だったか知れません。
 そして、MAXの皆さんに支えられ、見事に就職は
決まりました。本当に、まさかと思っていた航空会社
で働けるなんて、これも全て谷川さん、MAXさんのお陰と
感謝感謝の日々です。そして、ニューヨークでのアパートの
面倒まで谷川さんに見ていただき、希望通りマンハッタンの
治安の良い所に入ることができました。
 仕事の内容は主にカウンターでのチェックイン業務、
搭乗の御案内、そしてお客様がご利用になるラウンジ
でのお手伝いなどです。お客様はやはり日本人の方が
多いのですが、様々な国の方が空港にはいらっしゃいます。
日本語も英語も話せない外国人の方もたくさんいらっしゃいます。
 そういった方たちとコミュニケーションをとるのはとても
大変ですが、毎日いろいろな国の方に接することができ、
とても良い経験になります。職場の人たちにもいろいろな
国の人がいて、日本人は半分くらいです。皆さんいい方
ばかりで職場にありがちな堅苦しい雰囲気もなく、
のびのびと仕事をさせていただいています。
 3カ月間のトレーニング期間も終わり、仕事にも慣れ
楽しくなってきた頃、あの世界中を驚かせたテロ事件が起きました。
JFK空港のチェックインカウンターでその事を知った私ですが、
何が起きたのかよくわからず、不安が募るばかりでした。
 マンハッタンのアパートに住む私には、世界貿易センター
はそれ程遠い場所ではありません。情報が入るに従い、
これは本当に大変なことが起きたのだということがわかってきました。
 空港の中は、飛行機の欠航で足止めされてしまったお客様で
ごった返してきました。結局その日は、そのお客様たちと一緒に
ホテルに泊り込み、いろいろお世話しました。
 具合の悪くなられる方、小さなお子様連れの方、不安から
泣き出される方等、様々な事が次々と起こりましたが、
中には逆に私達の疲労困憊ぶりをご覧になって、優しく
ねぎらってくださるお客様もいて、そんな時は本当に
この仕事に就けてよかったという思いで一杯になります。
 この事件で航空業界が大変な打撃を受けたことは誰もが
知るところです。一日も早く平和が訪れて、以前のように
安心して飛行機を利用できる時が来ることを願って止みません。
そして、このテロで尊い命をなくされた方々のご冥福を心から
お祈り致します。
 この仕事を紹介してくださったMAXの皆さん、
本当にありがとうございました。仕事もとてもやりがいがあり、
毎日が充実しています。そして、これから就職活動をする皆さん、
どうか自分にあった仕事を見つけて夢に向かって頑張ってください。